増村保造と大映ドラマ

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名台詞「うす汚ねぇシンデレラ」、キワモノ、爆笑モノとして認知されている「少女に何が起ったか」ですが、キャストがエラく豪華です。常連の宇津井氏、長門氏、鉄男さまはもとより、先日亡くなった松村達雄氏、岸田今日子氏、清水まゆみ氏、江角英明氏など日本映画全盛のころのスターがかなり出ておられます。 これは大巨匠、増村保造監督の人望にほかならないと勝手に推測しております。

増村監督というと若尾文子嬢とのコンビが有名(「赤い天使」なんてのもありました。後の「赤いシリーズ」ってこれから取ったのかな?いや、こじつけですが)で、ネオリアリズム爆発って感じで、全作品を観たわけじゃありませんが観た作品はどれも「どひゃー!」「うへー!」って擬音で表現するしかない独特な世界を堪能できるものばかり。「盲獣」は凄かったー。  映画が斜陽になってからはテレビ界にいらっしゃり、あの独特なテンションの大映ドラマを築き上げた大功労者となります。

鉄男さまとは、多分'74年の「事件狩り」からだと思いますが、多数の大映ドラマ作品でご一緒されております。鉄男さま曰く「最も尊敬している監督」であるから、あのハイテンション、ありえない構成のドラマに出続けたのではと考えます。他の出演者の方々も「増村監督が関っているから・・・」って感じでは? そうじゃなかったら、いくら役者といえどもアレは納得いかんでしょ?アホらしく、自分が情けなくなるんじゃないかい? 鉄ちゃん、どんな気持ちで「シンデレラ」の絵本持っていたのかなー?と、こちらが同情しちゃったりします。 実際、岸田ムーミン今日子さまなんて、増村監督だから出演を承諾したのに(1話のみ)、段々バカらしくなって途中出てこなくなっちゃったしね。正に「途中だけ降板」。 
「赤いシリーズ」では、あんまり感じなかったトホホ感ですが、「スチュワーデス物語」あたりから、どんどんエスカレートしていきましたね。特にSE(効果音)が。宇津井氏も、後年「少女に・・・」について、あれは最後まで訳がわからんかったと述べておられますが、疑念を抱きつつも見事に演じ切った鉄男さま、宇津井さまはじめ出演者の方々には感服すると共に感謝さえしちゃいます。

大巨匠、増村保造監督は、1986年11月23日、62歳の若さで亡くなられました。
お通夜の会場に1番に駆けつけた鉄男さまでありました。

つづきます・・・
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by ironman0823 | 2005-08-29 12:09
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