鉄男節 Ⅱ

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邦流2日目。  今日はそんなに過激な発言はありませんでしたが、鉄ちゃん、ちょっとノッてまいりました。 要約が苦手、文才が皆無の為、ヒジョーにだらだらした長文になってしまうことをお許しくださいませ。

今日は、少年期から俳優座養成所入所までのお話でした。横須賀出身で「アイアムハングリー」「アイウォントチューインガム」の世界で育った鉄男少年。初めてチョコレート、ガムを食べた時「こんな美味しいものがある国とケンカして負けるのは当たり前」と思ったそうです。貰って食べたガムを一週間、枕もとに置いて寝ていたんだって。「いくら噛んでも減らないんだ」(爆)
基地のまわりで育ち、近所のお姉さんがパンスケ(米兵相手の売春婦)になっていくのを見ていたので、常に他民族に侵されるって感覚がついている。だから足の爪にマニキュアをぬる女は嫌なんだって。このお姉さんたちにもチョコもらったりしたそうです。やっぱり百恵ちゃんの「蒼い時」に出てきた ”30年以上横須賀を見てきた男” は鉄男さまだと確信しました。そこには、横須賀が大嫌いだった。早くこのマチから出たかった。米兵相手の売春婦を見るのが悲しくてイヤだったと語ったとされております。ワタクシ、この話を聞いて実子さまの傑作「豚と軍艦」を思い出しました。

女性関係についても語られていて、鉄則としていた事は「女優や素人には手をつけない」 最初の相手役が女房で結婚しちゃったから、この人の為にも女優には一切、手をつけないと決めたそうです。色々噂になったけど99%付き合った女性は水商売。

行くつもりがなかった養成所。(合格者の)名前が貼ってあるのを一緒に見ていたのが佐藤オリエ嬢。男子校育ちの鉄ちゃん、「こんなキレーな子がいるなら行こう」とあわてて月謝を納めたそうです。1400~500人受験して合格したのが43名、ずっとバスケットをやっていて演劇などまるでやった事がなかったのに合格したのは「鮮度がよかったんでしょう。何もしらないからコイツは面白いと思われた」
俳優座の中心人物、所長の千田是也、実技教官の小沢栄太郎(鉄男、呼び捨て!)も知らなかった彼は入所式の時、挨拶している千田先生を「あの人だーれ?」といった逸話があります。曰く「だって芝居を見たこともなかったし、何をしている人か知らなかった」 後年、共演した小沢先生(赤い激流の学長と指揮者としてが有名かな)には、「お前、何しに来たんだ」と言われた程、な~んにも知らなかったようです。

時は60年安保闘争真っ只中。左翼思想の新劇陣、俳優座は千田先生を先頭に反対デモに繰り出し、それが養成所にも波及して'61年入所の鉄男さまもデモに参加したそうです。しかし、ここが鉄ちゃんらしいんですが、参加しながらも「何か違うって思いながらスクラム組んでいた。石原裕次郎みたいになりたかったのに、ヨットのラダーがどーして国会の前でこんな事してなきゃいけないんだ。ヤんなっちゃう!」

弾みで入所した俳優座養成所。裕ちゃんの世界を夢見ていた筈なのに正反対の世界に踏み込んでしまったようです。そのお陰で私たちは、数々のドラマで沢山の感動をもらえたのねー。 
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by ironman0823 | 2005-10-18 22:54
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