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レクイエム

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脚本家の佐々木守氏が亡くなりました。新聞の訃報記事の扱い方があまりにも小さくて少々驚いております。昭和のドラマ界に多大なる貢献をされた方なのに、左翼、天皇制批判思想の持ち主だから?などと疑いたくなる程でございます。

どうしても円谷ウルトラシリーズが代表作になってしまうんですね。ワタクシも怪奇大作戦の「京都2部作」やウルトラマンの「ジャミラ」に強い印象を持っていますが、'70年代初め頃に流行った「脱ドラマ」の先駆者としての氏の活躍ぶりがまず思い浮かびます。中山千夏嬢主演の「お荷物小荷物」は、劇中、役者が突然素に戻って世間話したり、カメラに向かって話し掛けたり非常に実験的な(当時はただ面白いとしか思わなかったけど)ドラマでした。映画でも大島渚監督作品が多く、フォークルの「帰って来たヨッパライ」でも共同執筆されております。(北山修教授、当時はサム・・・だ~い好きなんです) 「夏の妹」では、栗田ひろみ嬢と「アイアンキング」で主役をやった石橋正次さまが「シルバー仮面」(アイアンキングの前番組)の主題歌を歌うという、シュールな場面が見られました。佐々木氏自らのご指名で「飛び出せ!青春」を途中退場してまでもお子様特撮番組に出演した石橋正次さま。よっぽど気に入られていたんですね。ワタクシが正次さまを好きになったきっかけは、「打ち込め青春」というドラマでした。もう世を拗ねた眼がたまらなく好きになりました。「君たちは魚だ」なんてのもあったなあ。数多く佐々木守脚本ドラマに出演されている石橋さまです。

鉄男さまは・・・というと以前も取り上げた「レモンのような女 ~ 夏の香り」ですね。おっと忘れちゃいけない「おくさまは18歳」を先に上げるべきでした。「おくさま」での台詞にもチラチラと左翼思想っぽいものが見受けられます。とにかく主張すべきことはきちんと貫かれたんでしょうね。岡崎友紀嬢の18歳シリーズも数多く手がけていらっしゃるし、大映テレビドラマでも大いにペンを振るっておりました。

手がけた作品群を調べるだけで、どれだけ日本のドラマ界に多くのものを残したのかわかるし、それは驚嘆すべきものです。享年69歳という若さにも驚きました。もっとお歳を召していらっしゃるのかと思いましたから。まだまだこのヌルくなってしまった日本のドラマ界に問題提起をしていただきたかった惜しい方です。



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 なんとこれにも関っていらっしゃいました。叶わないとはいえ、もう一度観たいぞ。
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by ironman0823 | 2006-02-28 13:19
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