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Conversation piece(対話劇)


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今月、CSのシネフィルイマジカでルキノ・ヴィスコンティの作品がいくつも放映されており、またNHKのBS2でも2週にわたり彼の作品が放映されます。先日、特集番組を見たところ、今年はヴィスコンティ生誕100年の年だそうです。日本の元号でいえば明治時代のお生まれとゆーことになります。

高校生時代、「家族の肖像」のロードショーを観てからヴィスコンティ映画にのめり込んだことがあります。ブームにもなっていたので岩波ホールなどで、リバイバルとして数々の作品を観ました。それと同時にイタリア映画を片っ端から貪っていたっけ(フェリーニ、デシーカ、パゾリーニ、ロッセリーニ、アントニオーニ・・・「ニ」が多いな)。まだレンタルビデオが出る前のことなので、当時まだまだ沢山あった名画座で上映されているのを見つけては、いそいそと出かけたものです。目も眩むほどの絢爛豪華なセット、1回観ただけではワタクシのアタマでは全てを理解できないストーリー、妥協を許さない演技を要求されるキャスティング。全てがワタクシの五臓六腑にズッシリとよどみかかり、同じ人間なんだろーか?と自己嫌悪にまで陥ってしまうほどでございました。

ヴィスコンティといえば、やはりヘルムート・バーガー氏でございまして、(ビョルン派の方、失礼いたします)ワタクシもご多分にもれず彼の美しさに魅了された一人でございます。英国人の男性に彼が好きだと言った瞬間、ロコツに嫌な顔をされ「彼はゲイだ」と吐き捨てられたことがありますが、あまりノーマルな殿方からはウケがよくないのかなあと、それ以来、彼の名をクチにすることに慎重にならざるを得ませんでした。今思えば、ただの偏見だよなーと反論もできただろうに・・・ちと後悔。

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こんなに麗しかったのに、ヴィスコンティ亡き後、どの作品を観ても眩い光が感じられないのが寂しい限りです。ヴィスコンティ映画だけの為に存在し、輝いたといっても過言ではないかもしれません。最近では地元ザルツブルグのテレビドラマなんかにも出て(食いつなんで)いるようです。アメリカの「ダイナスティ」や、映画「ゴッドファーザーパート3」なんかにも出ていたけど、彼じゃなくてもいいよーな役ばかりなのも悲しいよなあ。

もっと悲しいのが最近のお姿。同名異人ではないのかと思ってしまう。いえ、そーであってほしいのであります。
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by ironman0823 | 2006-11-20 23:41
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