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はるばるきたぜ

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北村和夫氏の訃報は本当に驚かされました。文学座を支えてきた重鎮がいなくなってしまい、新劇界のショックも大きいと思います。今はただ氏のご冥福をお祈りするばかりです。

鉄男さまは1970年まで文学座に所属していましたが、久々の更新の今回はその前年'69年2月に上演された「五稜郭血書」でございます。五稜郭といえば戊辰戦争や榎本武揚ですが、本作では北村氏がこの幕臣を演じております。鉄男さまの役名は「佐七」。第一幕、函館の八幡祭りから登場する漁師ということですが、どういったヤクドコロだったのかは判りません。その後函館戦争にも関わってくるんでしょーか?昭和8年に発表された久保栄氏の原作も未読なのでございます。歴史は嫌いではないのですが、ガクのないワタクシにはハッキリ言って幕末時代のコトがゴチャゴチャになっていて時系列が解っておりません。日本人としてヒジョーに恥ずかしいコトですが、「でもいーもん、女の子だもん」と開き直ってここらへんをスルーします。

五稜郭といえば、里見ご老公主演、ユニオン映画制作の日本テレビ年末長時間時代劇でもありましたが、その時の鉄男さまは松本良順センセを演じていましたっけ。「水もれ甲介」以来の森繁久彌氏との父子役。出番は少なかったけれど、渡「大門軍団」哲也氏演じるちょっとトウがたちすぎた土方歳三とのシーンは見ごたえがございました。もう、こーいった大型長時間時代劇ってのは制作されないんでしょーか?カネばっかりかかって視聴率取れなかったらやーよって体制の現在のテレビ局ではオヨビゴシになっちゃうんでしょーね。

それにしてもこのキャストは、今となってはゴーカでやんすね。初々しい鉄男さま、江守徹氏、細川俊之氏が並んで写っているところなんか「文学座充実の時」って感じさえしちゃいます。プライベートでは新婚ホヤホヤの鉄男さまなのでありました。

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by ironman0823 | 2007-05-10 17:58
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