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子はかすがい


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ここ何日かCSでチャップリン特集をやっているので何本かDVDに保存しようと思い、有名どころを鑑賞いたしました。やっぱり彼はサイレントの人なんだなーと痛感。10代の頃に観てボロ泣きした「キッド」なんかは、ノン気な母親になった現在でも同じところで号泣。ジャッキー・クーガンの愛らしさ、芸達者なところも後押しして、愛するひとを思う気持ちはいつの時代でも普遍のテーマなんだなと改めて思いました。観るものを泣かせようとしていることは百も承知なのに、そのあざとさを感じさせないのは作り手の力量なんでしょう。

泣かせるのは子どもや動物を使うのが簡単、これを使うのは何か卑怯な気がするなんて鉄男さまは言っていましたが、「パパと呼ばないで」なんかも媚がない分こっちも素直に感動できちゃう。まんまと作り手の思惑にノッちゃっているんだけどね。

チャップリンの映画はどれも心の琴線に触れる素晴らしいものですが、ワタクシが純粋に泣けて何回も繰り返し観てしまうのはトーキーではない「キッド」や「街の灯」なのでありました。愛を語るのに、人間を表現するのに必ずしも「コトバ」は重要じゃないのかもって考えさせてくれました。

いやー、年末はバンツマの「無法松の一生」や「狐の呉れた赤ん坊」なんか子ども(この子供が長門裕之、津川雅彦兄弟だったりするんだが)が出てくる作品を観続けちゃった為、今一度、右京・チー坊に会いたくなりました。そうそう、小学生の頃は「パパ呼ば」とか言わず「チー坊観よう」「石立鉄男やってるよー」とドラマのタイトルなんて言わなかったよなあ。彼のドラマだけに限った現象だったけどね。さー、また石立鉄男を観ることにしよう。


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by ironman0823 | 2008-01-21 10:28
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